ハジャイ旅行記(2002年9月)


ハジャイといえば、マレーシアとの国境が近いということで、タイの中にあ
っても異文化が交じり合う、他とはちょっと風合いの違った土地であります。
ハジャイから国境のあるサダオまでは、約60キロという距離。
プーケットからのアクセスは、飛行機が1日1便飛んでおり、飛行時間約4
0分。長距離バス、VIPバス、各旅行代理店から出ているミニバスだと約
8時間。空港は市内から約2−30分の距離なので、ミニバスやリムジンを
手配することになります。

市内は結構開けていて、デパート(セントラルやご存知オーシャン系、ロビ
ンソン等があります)や中の上級ぐらいのホテル、マーケット等が連なって
おりました。さくらこが今回泊まった宿は、サイアムシティーといい、市内
の真中の老舗ホテル・・・。以前さくらこがハジャイを訪れた8年前(古〜)
には、結構立派なホテルという印象だったのですが、今回は周りにはノボテ
ルあり、リージェンシーあり、リーガーデンプラザなんてとってもきれいで、
下がショッピングセンターになっていた!・・・と、もっと立派なホテルが
たっていた。ついでに看板の電気が消えていて、「SIAM」だけになって
いたのがとってもショボかった。

ハジャイの名物といえば、「ツバメの巣」と「フカヒレ」などの看板を掲げ
た店が多いこと。ここには、マレーシアやシンガポールから長距離バスに乗っ
て中華料理を食べに来る場所としても有名。もちろんお国で食べるよりは、
全然安いということです。ハジャイには中国系人口も多く、マレーシアから
の移民や行商も多いため、漢字の看板が目立つように思いました。ですので
ツバメの巣のお店を捜すのはとっても簡単。「燕」という文字を探せばいいのです。

そう、ハジャイでは、タイ語以外にも、いくつかの言葉が混じっておりまし
た。ハッキリはわかりませんが、多分マレー語と中国語で、ハジャイで出会
った働く人は、2つぐらいの言葉を流暢に使える人が多いように思いました。
中国系マレーシア人でも、タイ語を上手に話す人にもたくさん出会いました。
ボーダー近くの街というのは、そういった活気もあふれていて、良いものです。

プーケットと比べれば、街の規模は小さいけれど、モノは安いし、色々なも
のが手にはいります。タイ人は電化製品を良くハジャイに仕入れに行くと
言われますが、なるほど。街にはナイトマーケット(前述したセントラルデ
パート等の近く)が出るのですが、路上の店にもたくさんの電化製品が並ぶ
し、路上の店の奥にもたくさんお店が迷路のようになっていて、ここにもラ
ジカセから、CDプレイヤーなどがずらりと並んでいて、見ていて飽きません。

ナイトマーケットは、一度は出向いてほしい場所です。露天には色々なお店
があり、衣類屋、時計屋、果物屋、Tシャツ屋、乾物屋など。果物はプーケッ
トにはないようなものが並んでいたり、食べ物やもオシャレじゃないんだけ
ど、味のあるお土産になりそうなものが。毎晩やっています。

市内自体はそんなに広くないので、歩くか、トゥクトゥクもすぐに拾えて、
移動には困りませんでした。あと、結構夜のお店もあるんですねー。今回さ
くらこは一人旅なので、ちょっとピンクのネオンの場所には行きませんでし
たが、OJがものすごーく来たがっていた訳がなんかわかりました。
カラオケ、クラブ、カフェ、ディスコなどが点在して、結構大きなお店など
もありました。あー、入りたかった。

さて、急ぎの仕事を抱えたまま、ノーパソ持って右往左往する様子は日記に
も書きました。結局エアポートではネットに繋げず、ホテルにチェックイン
してからか・・・と思って、部屋に入ったら・・・ががーーーん!

電話線が電話機に埋め込まれているーーー。

きっと電話器を泥棒していく客が多いのね…。仕方がないので、ノートブッ
クを抱えてフロントへ行き、ビジネスセンターを聞いたが、ショボイホテル
にそんなものありゃしない。「電話線を貸してくれ」と言っても、どうもノ
ートブックの仕組みを理解してもらえず(田舎…)ホテルでのネット接続は
断念。他のホテルのビジネスセンターに潜りこむかと、リージェンシーに潜
入するが、またビジネスセンターはなし。しかし親切な方が、向かいのデパ
ートの4階にネットコーナーがあると教えてくれたので、そこに行ってみる
ことに。すでにプーケット空港で「絶対駄目」との冷たい対応を受けていた
のであまり期待せずに聞いてみたところ、なんとOKで、LAN接続だった
ので、わざわざIPアドレスの変更までやってもらって、やっとネット接続
ができるようになりました。以来、ハジャイではここに通うことに。

といっても、2泊もしたら、ショッピングも見尽くしてしまって、すること
がなくなったため、市内の旅行会社に行って、ペナン島へのバスチケットを
手配することに。ワゴンで9名の乗合バスがお昼に出発するというので、そ
のチケを買い、出発時間まで、旅行会社にて待機。この旅行会社が超最悪
な対応で、接客しながら果物をバクバク食う、3匹の豚女だった。プーケッ
トのサービスは田舎並と豪語してきたが、ハジャイのほうが、もっと上手で
あった。豚女に始まり、タイ語も英語も良くわからんホテル従業員、荷物
の上げ下ろしも手伝わないタクシーのバカ運転手などなど…。(旅行に来る
ととってもチップをばら撒くさくらこが、ハジャイでは本当に払った記憶
がないのが、とっても印象的だった)

ハジャイからサダオという、マレーシアへの国境まで約1時間ちょっと。
ワゴンは時々120キロぐらいスピードを出しながら走っていました。
タイ側の出国は、運転手にパスポートと手数料20バーツを払うのみで、
車内待機しているだけ。しかし、マレーシア側では、ちゃんと空港のイミ
グレと同じように並び、荷物も全部車から下ろして、X線を通す。この辺
がイージーな国と、キチンとした国の違いなんだろうなぁーと、イミグレ
ひとつにも感慨深いものを感じてしまいました。(帰りも陸路で国境越え
をしたのですが、やっぱりマレー側はきちんと並んで出国審査を受けまし
たが、タイ側ではまた車内待機のみで、荷物検査もなし。。。いいのか、それで??


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