プーケット復興と今後の安全対策


プーケットは復興に向かって、日々飛躍的な活動をしております。その様子を毎日のTV,新聞、ニュース等から
抜粋してお知らせいたします。今回の痛ましい被害を教訓に、二度とこのようなことがないよう、世界のビーチリゾート
として、責任ある対策を、国を挙げて取り組んでいます。

6月7日
先月の26日、日本のTV番組から登場した、プーケット親善大使
として、女優の小沢真珠さんが、ロケのために、プーケットに到着されました。
ご存知ない方もいるかもしれませんが、これは、日テレ系、木曜日夜7:58から
放映しております「金のA様x銀のB様という番組から登場したもので、去る
4月28日放映で、正式に小沢さんが、大使に選ばれたと言ういきさつがあり、プ
ーケットでも、プーケット観光協会(Phuket Tourist Assosiation)で1年間大使として
の任務を承認されたということです。26日からプーケットとバンコクを4日間の日程で
ロケに回られたようですが、ダイヤモンドクリフで会談をされ、エバソンでスパを体験
したり、パトンの津波警報システムを見学されたり、そして今のプーケットが充分観光
に来てもらっても、問題ないということを、アピールしてくださったようです。この放映は、
6月23日に予定されているということです。

5月20日 
・タイで開催されております、ミスユニバースですが、19日、日帰りでプーケット
にもいらっしゃいました。タウンの古い町並みを散策したり、写真撮影を行ったとい
うことです。タイではもちろん、連日TV放送がされております。
4月29日
・パトンビーチにて、首相、各20カ国領事を招いての、パトンビーチでの
大規模な避難訓練が、29日行われました。この様子は国内のTVでも
放映されておりましたが、当日は津波警報発令、サイレンにてビーチ沿い通り
サイナムエン通りに通達をし、避難をするといったもので、ヘリコプターや海軍
なども出動して行われました。訓練には住民他、たくさんのボランティアが
参加しておりました。今月には、海の水位を測り、津波を予測する装置と、
スピーカーが設置され、テストも何度も行われたようです。
また、地震発令後に、速やかに警報を発令する通達方法なども、先月末の
スマトラ地震を思い起こし、更にシステムを強化したということです。
3月23日
・プーケットの各ビーチに取り付けられた津波警報装置のテストが先日行われましたが、
来月には、より大々的に、各国に向けて、警報装置が正しく作動するというデモンスト
レーションが行われることになるようです。
3月8日
・昨日の新聞より。プーケットファンタジーが業績不振のため、閉鎖する
かもしれないという噂が出ております。ファンタジーは、通常動員数3000席が、
現在は2-300席となっており、銀行ローン等を払えず、破綻するかもしれないと
言われていますが、ファンタジーは今やプーケットを代表するエンターテイメント
になっており、これを目当てに来る観光客も多いため何とか存続をして欲しい
との声も多く、政府からの援助等を検討してもらうよう、お願いをしているということです。

2月23日
・タイ航空の3月よりのフライトスケジュールがほぼ確定したようです。
成田、関空発のプーケット直行便は現在バンコク経由となっておりますが、
3月2日より従来通り、プーケット直行に運行されるということです。
3月当初は、成田発が週4便、関空発が週3便ですが、
3月末からは、成田発TG643便は、毎日運行されるということです。

2月18日
・2月18日、プーケットでテクノロジーの会社が集い、会議が行われました。
既に導入が開始されている、海上に浮かべた器械で、水面に大きな差がでると
警報に連動する「ドゥアンパイ」と呼ばれる、津波警報機の必要性と、2年以内に
タイ国内主要ビーチに設置する具体案などの話し合いが行われました。今後更なる
技術開発についてと、自然災害に対して、将来的に少しでも被害をなくすため、
技術者の立場として、話合われた模様です。
2月11日
・ある新聞に載っていたデータです。津波が、プーケットの経済や人々の生活に与えた影響。
約50%以上の企業が、売上ダウン、プーケットでは、16億万バーツ、タイ全土では36億万
バーツ。プーケットでの失業者数約2500人、津波前の収益に比べて、現在の収益額
10分の1。111の会社が倒産(もしくは一時閉鎖)しているということです。
2月2日
・タイ観光庁スタッフの話によると、2月に入ってから、少しずつ観光客が戻ってきているよ
うです。もちろん従来ほどの数にはまだまだ及びませんが、今後徐々に元の賑わいが戻っ
てくるという見通しがでてきております。今月は9日が中国旧正月にあたりますが、従来以上
にプーケットで旧正月のお祭りやイベントを開くため、国内のタイ人観光客もたくさんプーケット
に訪れるます。
・1月31日、2月1日の2日間、ワールド ツアーリズム オーガナイゼーションの代表が、
40カ国から、プーケットに会議に訪れました。タイの現首相であるタクシン首相も出席。
津波後、観光客激減のためにもたらす現状と、保険やファイナンスのオファーの検討、
エアー代を安くする案などの話し合いがされたようです。タイからは、今後の安全対策
について、波の高さを計測する器械と、海上に浮かべて、津波の危険がある時は、サイン
が出る機械を、今後1年以内に設置をすることを発表しています。
1月29日
・今月は大きく落ち込みました観光客数ですが、来月から少しずつもどってくるという
ことです。まず香港グループが、来月頭からプーケット入りします。中旬には、タイ人
グループが、バンコクから450名やってきて、パトンに宿泊するツアーも出てきています。
韓国ではプーケットへの無料航空券5000枚を配布、ドイツ、スカンジナビアからも
予約が多く入ってきているということです。
1月24日
・1月22日、パトンビーチのROMA PARKにて、津波の犠牲者の追悼式が行われました。
集まった人々は約500名、ビーチに花を供え、黙祷を捧げました。また、22-24日まで、
パトンにまた観光客が訪れるようにと願いをこめて、バングラー通り、ビーチ沿いを中心に
コンサートが行われています。ライブバンドやオーケストラなどもありました。久々に華やかな
ムードになり、ビーチも少しずつ元の姿を取り戻しています。
1月20日
・来月から、中国人マーケットがプーケットに戻ってくるようです。第一弾として、2月1日に中国から
チャーターがプーケットに来ます。第二弾で4日に、香港からも来ます。数はそれ程多くありませんが、
中国旧正月も、予約が盛り返してきているということです。
・今後、ビーチに近い大きなホテルは、津波警報機(海に浮かべて、津波の危険を察知すると、サイレン
が作動する)を設置するという提案が、現在なされています。またITV(タイのTV)では、タイから日本の
岩手県にレポーターが行き、町がどのように津波対策をしているのか、詳細を何日かに渡ってレポートを
していました。堤防の作り方、津波警報が発令されると、自動的に通行止めになるよう、扉を設置してい
たり、警報が出た時、逃げる道順なども、看板に示されていました。また、津波警報機と、警報が出たと
き、非難サイレンが鳴るよう、スピーカーをくまなく設置したり、海の上にいる船にも、ラジオや携帯電話
を利用して告知するなど、学んで置くべき点がたくさん放映されていました。
・津波以来、タイ南部ビーチリゾートに旅行を予定していた人が、サムイ島や、パガン島に相当数流れて
いるということです。この影響でサムイはホテルが満室になり、便乗してホテル代を値上げをするところも
出てきているということです。
1月18日
・今月末1月31日と、2月1日の2日間、ヨーロッパ観光協会は会議の結果、今後のタイ南部観光に関する
下見ツアーをすることを決定。当初バンコクで開催を予定していたが、タイ側の強い希望で、プーケットに
実際行き、被害状況を見て、受け入れ体制ができているかどうかを判断して欲しいということで、プーケット
での開催が決定しました。
・現在、タイ南部 クラビ、パンガー、プーケット3県のホテル稼働率は、全体の約10%。これにより、ホテル
スタッフの解雇などが行われ、現在南タイ6県の観光業に従事している人の失業者は、10万人単位ではない
かと言われています。
・パトンビーチにビーチチェアーやパラソルを置くことを、今後禁止するという政府の発表により、従来それで
収入を得ていた人とまだ争いが続いています。今後ビーチには、ビニール製のチェアーに代わるものを
ひき、無料で使えるようにするという案が出ています。
1月15日
・パトンビーチの海沿いの町新建設について、プーケットにてシンポジウムが開かれました。今後、
ビーチ沿いの建物は、地下階を作ることを禁止する。従来はビーチ沿いに車を停める駐車場等があり
ましたが、それについても今後改善をするということで、計画が具体化しました。
・格安チケットを販売する航空会社が、バンコクープーケット間の往復料金をさらにキャンペーンで、
ディスカウントに出ています。
オリエントタイ 2700バーツ 1月末まで。2-3月の期間は、5回利用につき、1シート無料等のサービスがあり
ます。3日間パッケージだと、往復航空券、ホテル代、観光がついて、一人3999バーツ。
ノックエアーからも同じ内容で4900バーツ、タイ航空 5500バーツ。ノックエアーはトラベルエージェント
に対しては1500席を3000バーツ往復、エアーアジアは5000席を片道2900バーツにてオファー。
1月14日
・ピピ周辺の海の状態ですが、およそ20年ぐらい前の透明度を取り戻し、魚も以前よりもたくさん集まってきて
いるというです。珊瑚礁のダメージは約10%程度ということです。
・タイ人の母親を持つ、ゴルファーのタイガーウッズが、400万USドル、アメリカのゴルフ協会も、400万USド
ルをを寄付されました。来月にはトーナメントと合わせて、プーケットに来るという話もあります。
1月13日
・タイ衛生局の発表によると、プーケットにおいては、水質調査及び、各病院施設等調査を行ったところ、衛生状
態に問題はなく、泳いだり、シーフードを食べたり、心配されている感染症についても、100%安心であるという結
果が出ています。
・パトンビーチの今後のビーチ計画ですが、ビーチ沿いは国が管理するので、あらゆる個人の商売が、今後は決
められた場所のみで行えることに決まりましたが、それについて、従来ビーチパラソルや、ビーチチェアーの貸し
出しで収入を得ていた人々が、抗議運動をしています。
1月12日
・感染症などが懸念されている、今回の津波被害ですが、1月12日現在までで、タイ国内において、テング熱、
マラリア、コレラに感染した人が増えたという報告はありません。プーケット保健省では、感染症対策を万全にす
べく、被災地の実態調査などを随時行い、監視を厳しくしています。又、多国の機関とも連絡を取り、感染につい
ての詳細情報などを集めているということです。
・プーケット知事発表によると、今後プーケット島内には、津波警報システムを導入し、津波警報が発令された
際には、各ビーチに速やかに連絡ができるよう、主要各ビーチには、スピーカーの設置を義務づけ。
来月には、設置工事がスタートします。
1月11日
・先日、首相、政府観光庁、各市町村代表などが取り決めた「パトンビーチ復興計画」ですが、パトンビーチに
店を持つオーナーなども加わり、現状あるお店なども、さらにグレードアップして街自体を従来よりも、美しく整備
された観光スポットにしようという動きがあります。こちらも3月までをメドに計画が実行される予定。

パトンビーチの新しいビーチサイド建設には、1億2千万バーツが投資される予定。
又、津波によって海の状態が透明度を増し、パトンビーチは近年にない透明度と美しさを取り戻しているという、
もっぱらの噂です。
・11日現在、タイ南部6県を対象に水質調査を実施しましたところ、細菌などが検出されるなどは一切なく、海の
水質に関しても、泳いだりするのに全く影響がなく、海の生き物からも細菌は見つかっていないため、シーフード
についても、今の所心配はないという報告が衛生局よりありました。
・パンガー県も、今後二年以内に復興し、ビーチリゾートとして再び観光客の呼び込みをする計画を発表しまし
た。現在、パンガーでは、行方不明者と、見つかった遺体の身元のマッチングがスムーズに行われるよう、県庁
や病院等に、遺体の特徴などを載せた写真を公開しています。
1月10日
・プーケット、ピピ、パンガー周辺の海をきれいにしようと、観光協会、国営、私営団体、ボランティアのダイバー
200名などが海に潜り、海中のゴミや、折れた珊瑚礁などを回収しています。3ヶ月の期間をメドに清掃を続ける
ということです。また、海軍がヘリコプターや船などを巡回させて、遺体などがないかどうかを常に見回りをしてい
ます。
・ピピ島周辺では、今までこの地域では見られなかった魚が、多数集まっているという話が出ています。
ナポレオンフィッシュ等、インドやインドネシア周辺にいた魚が、この津波によって、こちらまでやってきたのではな
いかと言われています。 海の状態ですが、全体的に、以前よりとても良くなったということです。シミラン群島など
は、10年前ぐらいの美しさを取り戻したということで、今後のダイビングなどにも、大きな影響がありそうです。
1月9日
・パトンビーチは、今後2ヶ月の時間をかけて、新しいビーチ、新しい町を作る計画を発表しました。従来ビーチは
公共のものでありながら、地元マフィアなどが、ビーチチェアー、パラソルを置くなどの縄張りがありましたが、今
後は、ビーチから200メードルの範囲は国が管理し、お店などは決められたゾーンでのみ商売ができる。ビー
チサイドにお手洗等の施設を作り、より発展したビーチリゾートに作り変えるということです。被害を受けたビーチ
ロード沿いのお店などにも、現在は勝手に工事等をしないよう、街の計画基盤ができるまでは、工事をストップし
ております。(今月半ばには、計画図が具体的に出来上がる予定)
・津波警報機を日本に発注。日本から指導員も招き、3ヶ月以内には、設置し、利用することができるようになる
ということです。



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